百見は一行(いっこう)に如かず.
世の中,「聞くと見るとは大違い」は,
たくさんある.特に噂や,特殊な手技などは,
聞いていたのとは,大違いなどはたくさんある.
今は「仕事の見える化」などは,普通に言われる.
聞いていたことと実際見たことが異なるのは普通.
ありふれた事実.
問題はその次.
「実際,自分の目で見たら,出来ますか?」
外科系の医者なら,練習をしないで,直接手術をするような
外科医は見たことがない.
それでも,初めての手術は緊張もするし,大変.
「一日の長」は,「一回でもやった人」と
まだ「経験したことのない人」の違いを指している.
とにかく,「行動すること」が大事で,「一回見た」
ことが大事なわけでは無い.
「百回みたら,初めての行動しないといけない時でも,
なんとか,過去の知識でやり遂げる可能性がある.」
一回見たら,多くの勉強になり,
それをステップに上に揚がれる状態は,
すでに多くの実行した実績があり,応用が利く状態まで
上達した状態のこと.
単身赴任で入浴後に浴槽を洗いながら,
学生時代も,独身時代も,前回の単身赴任の時も
浴槽は洗っていた.
今回,2回目の単身赴任で,いつ洗えば一番きれいになるか,
自分に都合の良いときはいつかなど,今更ながら,
考えた.
医学論文も
「100個読めば,1個書いた事」にカウントされるのなら,
良いが,「一論文書かない状態は,一論文書いていない」
ことにしか評価,解釈されない.
とにかく,「一つの行動」が大事.
自信が100%付くまで何もしない方針なら,
その人は,一生,まったくなにもしないであろう.
「いっこう(一行)」をして,失敗しても,
それが,知識,経験の元なので,とにかく
「一つ行動していく」ことが人生の基本の基本.
行動は,自分を裏切らない.
結果は裏切ることはあっても,それはそれ.