自分は心配事がある.
ひとつは,多くの医師が忙しく働いているときに,
休み扱いにもせず,自分の趣味のことを真昼間にしている医師がいること.
別に自分自身に,被害が及ばなければ,自分はどうでもよいが,
「共に育つ」とか,「職場は晴れ舞台」など様々な掛け声をかけている職場も
成長する小企業から,歴史のある優良企業に代わる時がくる.
今は段々,その変化の時であろう.
つぶれそうもない優良企業に外から見えるようになると,
「紛れ込む縁故関係の従業員」が増える.
事務や,医療関係の職員だけでなく医師も同じことである.
潜りこんできて,それなりの給料をとるが,
「最低のことをすれば良い」と思ってもぐりこんでくる.
周りは,「優秀な人が来た」と期待する.
しかし,本人は期待されているとは,まったく思わない.
能力も低い.
本当のところは,ある一部分しか能力がない.
「達成するためのノウハウ」が組み込まれていない.
そのような人の特徴は
1)雑談が好き.
2)責任のあることは初めからさける.
3)「出来ない」と正直に最初に言う.
4)医局でも自分の趣味のことを堂々と悪びれずに行う.
自分の心配事は,
「新しい職員,特にこれから専門医などを取ろうとする医師」
が医局に来た時,
そのような
「窓際族なのに,医局で趣味を真昼間から行っている医師」を見せるのは
危険である.向上心が萎えるのではないかと心配する.
休みの日もでてきて,自分の趣味を医局でする医師を見ると,
「自宅でされたらいかがですか?」
と言いたくなる.
小さな病院の和気あいあいとした医局では無くなって来ているので,
今後は,多種多様な考え,感じ方を持った医師が就職してくる.
特に,多くの出身大学が違う医師がそろえば,
「ここの医局では,こういう風に決めている,」というガイドラインが
そろそろ必要であろう.
「教育病院」の側面が今まではなかったが,今後は求められる.
もうう一つ,自分の病院を大きくしたければ,それをしないと,
壁を突破出来ないであろう.
自分のことではないので,黙っていても良いが,
「自分だけが仕事量が多いのが気に食わない」現状なので,
つい,ダメでありながら,平気な顔ができる人に,目がいってしまう.