多くの,本が出ている.
それらを読むと,
キャリアアップ,資格など多くのことが書いてある.
英語力をつけよう.
プレゼン力をつけよう.
強みを活かせ.
とにかく,思いつくだけ書いても
自分レベルでも50個は書ける.
しかし,謎は,キャリアをアップして,
資格もたくさん取って,それで仕事をして,
さらに,後輩に指導もして,
自分の子供も一人前になった人が,
「さらにモチベーションを維持するにはどうすれば良いか」
という本は,あまりない.
というか,おそらく,そこまで行くとモチベーション自体が落ちて,
そういう本を書く人も読む人もいないような気がする.
最後は人間,迷走する.
豊臣秀吉しかり,
松下幸之助しかり,
長生きした人の最後の判断は,とんちんかんになっている.
どこまで,モチベーションを維持できるのか?
あるいは,したら良いのか.
どうするのか?
発展途上国に学校を建てたり,
急に平和活動に参加したり,
それは,迷走とは違うのか?
成功した人の使命感,
ノブリス オブリージェなのか?????
しばらく,ずっと悩んでいる課題である.
一時は年間10回,学会発表など目標を掲げてやってみたが,
やれば出来ることを証明したが,
誰も褒めてくれる訳でもなく,
さらに,なにかありますか?
自分自身の達成感と他者からの感謝,賞賛,評価が,人生の生きがいの二つである.
1)個人自身では,「達成感」のない人生は寂しい.
2)自分だけの達成感は,喜びが少ない.
まわりからの賞賛,評価,感謝などが
あって,初めて意味のあるものとなる.
天才画家が多くの作品を残して,
死んでから有名になって子孫が大金持ちになったりするが,
画家本人は,自分は達成感があったかもしれないが,
恵まれた人生では無かったということになる.
しかし,絵を描き続けようとするモチベーションはあり続けた
ことになる.
その人が,凡庸な能力ならどうなるか.
それでもモチベーションは保たれたか?
仕事に関するモチベーションは,多くの因子に分解される.
最近は,それらの資料をみて,
「次は,どうする」を考えている.
朝,遅刻し出すのが,
モチベーション低下の最初の徴候である.
迷走し出している感じがわかる.