県別の格差    2009年の記録

自分が単身赴任していた地元の県
外の世界をしらない人たちには,良い世界.
食べ物はおいしいし,冬でもそれなりに暖かいし.
生活は困らない.

それが,ある時困る.
少しずつこまる.
1)以前,英検準1級に合格した.
     自然,次は1級になるが,

  その県のどの本屋さんにも1級用の問題集が置いてないのには驚いた.
  探せばあるのだろうが,ほとんどなかった.
  他の県の本屋さんなら,何気に置いてあったが・・・
  それで,県別の年間の1級合格者数をみてみたら,年間1名しか
  その年は合格していなかった.沖縄県でも70名ぐらい合格している.
  驚いた.東京で800人,大阪で300人,京都で200人ぐらい.

2)車を買い替える時,ボルボを買おうかを思ったことがあった.
  しかし,日本全国の都道府県で唯一直販店がない県があるとのこと.
  調べたら,自分の地元の県であった.隣の県から,修理に来てくれるそうな.
  購入はあきらめた.
  北欧の車だからといって,九州,沖縄にはちゃんとあるのに.

3)自分の靴,お気に入りのブランドの靴は,靴底が柔らかい.
  それは良い点と悪い点がある.すぐにちびてくる.
  8000円で張替可能.
  しかし,地元の県では取扱店がなかった.
  それが,今住んでいる県からも店が撤退してしまい.
  やむなく,それらの靴は捨てた.もったいない.

4)学会出張.これも何気にいけない.すべて飛行機である.
  新幹線なら,その間,仕事ができる.
  飛行機はコマ切れでうまく仕事が移動途中でできない.
  移動費用も高い.出張費用申請に「往復早割」を使うように
  書いてあって,どうして使えなかったかかの理由書きも必要であった.
  答えは「忙しかった」からである.
  貧乏な県で,出ていく費用は高いとなるとますます格差は広がる.
  
 小さな地域格差が,今後は,さらに広がっていくと思う.
  現在は,ある意味,有利な立場にあるので,それを利用しないと.

  2010年の予定を立てるとき,しみじみと,つらい環境だったと
  昔を振り返りました.

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