医師国家試験過去3年間分を見てみました.

自分が,関係している「疾患」の疾患名は,
色々な事情で変わってきている.

まあ,3年前の医師国家試験に出ていると
言うブログ記事があった.
それをもとに多くに人が
「学生さんも知っていないと行けないのに」
などと多くの闘病患者のブログに飛び火した.
それを知らない医師は「勉強不足」とか.

本当かどうか自分は,ある種の責任?があるので,みてみた.
見落としがあっては行けないので,
厚労省のサイトで,
第106回,107回,108回とそれぞれ3回みてみたが,
「一切,出ていません」でした.

不適切問題も各回に1-3回あるが,一切出ていませんでした.

ある不適切問題の説明に
「問題自体は間違いがないが,学生の必須の疾患を超えている」
ような説明があり,「医学生が医師になるよりも,
さらに上の専門医のレベルの問題が出ていた」と言うことになる.
自分も,丸二日間かかって,過去問3年間分を3回みたが,
今となっては,わからない問題も結構あった.

自分が受けた時から,すでに25年が経過した.

25年ぶりということになる.
この25年で大きく変わったことがある.
1)認知症の問題がたくさん出ている.
2)より臨床に近い問題が出ている.
3)3年間続けて,
「ある食べ物限定の食後すぐの運動によるアレルギー」の問題がでている.
 これは,トピックスなのか?
4)薬の問題もたくさんでている.

まあ,これを8割正解しないと行けないとは,大変なことと思いました.

まあ,良い勉強になった.

しかし,自分の調べたかった,

「脳脊髄液減少症,低髄液圧症候群」は
この3年間の医師国家試験には出ていませんでした.

それが結果です.

ほんまに,最初の「ご挨拶」の文章を1,2行書くためにこんなに
大変なことはなかったです.

それは,ダーウィンが,
「生き残るのは,賢いものでも強いものでもなく,
変化に対応できる生き物だけ」と言う文章が「種の起源」に
書いてあると,まことしやかな大嘘がまかり通っており,
それを平気で,
「自分も種の起源を読んでみましたが,・・・」と
嘘をいう政治家などが,ある時期に,大勢いた.

別の本か講演会の記録だったのが本当の話.

まあ,自分の信念の「一次情報」「自分の見たもの,経験したもの以外は
信用しない」という姿勢が,今回,役だって,
プログラムに「大嘘」を書くところを回避できたのは良かった.

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