当直明けの仕事 2007年の記事

当直明けに考えること

 

当直が終わって、感じることは、
ようやく終わった達成感と
これから始まる今日の仕事に対しての憂鬱である。

当直体制も変わり、自分は傷を縫う係りに回った。
当直は、その科のオンコールも兼ねているので、
CTをみたり頭痛の人をみたりで、朝まで仕事である。
当直明けは、仕事ができるのは午前中だけである。
午後は眠くて無理である。
しかし1時からは病棟カンファレンス、
3時半からは医師同士のカンファレンスと眠くてたまらないが、
「その場にいる」ことが大事なので、とりあえず座っている。
その個人の仕事の効率、広義の時間管理などは無視されている。
「和をもって尊し」である。
そして今日は早めに帰ろうとして
メールボックスを見てみると新しい書類が入っている。
不機嫌を顔に出さないように訓練してきた成果が出て、
無表情でそれを取り上げて、書かないといけない書類の束に加えた。

時間管理の本で「書類の山にたいする対処法」を書いてある本があるが、
今まで役に立った本は全くない。全然ない。どうしてか?

それは、「書類」の意味が、
一般の本は「読まなくてはいけない書類」を意味しており、
医師の場合は「医師が書かないといけない書類」を
意味しているからである。

同じ単語で全く別のものを指している。
昼間に4時間でも眠っておれば、
夜の12時まで働けば、一日分のすべき仕事が済むが、
眠い中座っていないといけなかったので、
全く何もできず帰って、泥のように眠っておわり。
当直一日で二日、自分の仕事がつぶれる。
それが一月に3回入ればどうなるか???
考えるのも馬鹿らしい。

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