脳卒中治療の変化を実感する学会でした.脳出血は内視鏡手術が主流なのね.

勉強になった.大阪でのstroke 2017

2017年3月16昼からから17日夜まで出席

メモ代わりに.

脳卒中ガイドラインは2015年版になっている.
それによると「手術適応」はだいぶ昔からは変わっている.
また,手術も大半が「神経内視鏡」によるものに代わった.
まあ,おもにそのセッションを聞いて回った.

ところで神経内視鏡の脳出血への適応,方法もだいぶ標準化されている.
15年前は,透明シースを一番深いところへいれて,そこから吸引していた.4-7日待って,血腫が柔らかくなってから吸引,
大型の血腫に適応.

現在は,30ml以上,「急性期」「手前から吸引」
FFP, 血小板を使う.
透明シースは「Hakko」社製のニューロポートが主流.
止血,洗浄,吸引が一本でできる「フジタ医科」が主流,
この会社のブースに行って実物を見てきた.
フットスウィッチで水が出るものがあった.それでも20万円しない.これは良い.

※昨年から働き出した病院には,内視鏡はあっても止血するものが故障してから購入できていない.

ところで,
2014年から内視鏡血腫摘出術は保険収載されている.
点数は42950点,
ちなみに開頭血腫除去術は脳内47020点,
硬膜下33790点,硬膜外36970点,

驚いたのがが定位的脳内血腫除去術が18220点,
これはテマヒマの割に安い印象.
他は慢性硬膜下血腫が10900点.

神経内視鏡は点数も高い.

DOACを内服していた人の被殻出血を2月の終わりに内視鏡で行ったが,止血の道具がないので,半分のみ摘出して終了.
直後のCTでは,予定通りであったが3日目のCTではもとの大きさになっていた.

発表では,
「抗血栓剤を内服している脳出血の患者は入院中の
死亡率が飲んでいない人より2.5倍から3倍多い」と言うのも
二つの発表で聞いた.

今月中に,体制を整えよう.
自分の知識がないのは,「小脳出血こそ,神経内視鏡」らしいが,よくわからない.本も買おう.
勉強になりました.

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